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2004年5月12日 お世話になった方々へ 日本では、ゴールデンウィークも終わり、そろそろ初夏を迎えようとしていることかと存じます。皆様、いかがお過ごしでしょうか。 さて、既に何人かの方にはご連絡させていただいておりますが、私こと柴田は、4月1日の辞令で弊社（株式会社 三祐コンサルタンツ）のマニラ事務所に駐在員として赴任することになり、3月24日よりフィリピンのマニラに居を移しました。 日本では、仕事のみならず、NGOやイスラームの勉強会や、いろいろな機会を通じて皆様にお会いすることができ、いろいろ貴重な意見を拝聴することができたことを深く感謝する次第であります。やり取りの中で、ずいぶん失礼な私の言動があったかもしれません。ご容赦ください。 しばらくマニラを中心にフィリピン国の農業・水資源開発や地域開発にかかる開発援助の仕事の発掘とプロモーションに専念する所存です。 なお、イスラーム関係の勉強は、一旦中断します。諸先生にはいろいろイスラーム地理書のことや、イスラームの社会福祉のことで、ご相談にのっていただきありがとうございました。とはいえ、ここフィリピンにもミンダナオのムスリム社会の問題等もあり、アラブ・イスラーム社会との接点が全く無くなるわけではありません。 ちょうど、マニラにきて1ヶ月ほどになりますが、こちらの生活にも徐々に慣れてきました。異動前には、いろいろ不安もありましたが、何とかやっていけると思えるようになってきました。 現在、弊社では、円借款の農業・地域開発案件３件と、無償資金協力の灌漑施設改修の工事を実施中です。普段はマニラにいるとはいえ、その気になれば、プロジェクトサイト（現場）にすぐいけるということ（実際は、田舎の不便なところばかりですが、日本から”途上”国にわざわざ？行くことを考えたら、はるかに近い）や、クライアント（相手国政府の役所の担当者）や実際の受益者の反応がダイレクトにわかるということは、とても東京では味わえない醍醐味です。 年に何度かは、一時帰国することもあります。また、東京-マニラはわずか4.5時間です。（ちなみに、時差は1時間フィリピンの方が早いです。） ご挨拶が遅れたことをお詫びすると共に、今後とも、皆様のご指導ご鞭撻をお願いいたします。また、フィリピンにいらっしゃる際には、ぜひ、お気軽にご連絡ください。 最後になりますが、皆様のますますのご健勝をお祈りいたします。 以 上 柴田 英知 |
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