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その66 ＜2003年9月22日（月）＞
66. たまには骨休みを！ 2003/09/22 (月) 22:31
しばやんです。
昨日、雨のなか、東京の国立博物館の平成館に『アレクサンドロス大王と東西文明の交流展』を見に行ってきました。
ギリシャ文明がいかに東に移動して、たとえば、ギリシャ神話のヘラクレスが仏像の執金剛に、ゼウスが帝釈天に化けたなんて信じられますか？
鍵はガンダーラの地にあります。仏像というものは釈迦が入滅した時代には存在しませんでした。それは偶像崇拝を避けたためで、釈迦自体を車輪であらわしたり抽象的に象徴であらわしていたのです。
それをアレクサンドロス大王が東方遠征を行ったため、中央アジアの深くに入り込んだギリシャ人が釈迦を彫像であらわすことをはじめたのです。このことは結構有名な事実なのですが、実際に現物を目のあたりにすると本当に納得って感じです。
結構厳選された展示で、多すぎもせず、半日あれば十分楽しめるでしょう。
2003年10月5日（日）が東京での会期なので、関心のある方は、ぜひぜひお越しください。
ではでは。
ホームページ＝ http://www.nhk-p.co.jp/zuroku/
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